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2009/05/22

黒檀 箪笥の修理

家具作り は日々の勉強の場であり、いうまでもなくお客様の家具作り ですが
創ることも勉強、そして、古い家具を直すことも大切な勉強の場です

【温故知新】

修理の箪笥は明治時代のもののようです
クライアントの女性のお母様の婚礼家具の一つだそうです

古い家具修理 面材は全て高級材の黒檀を使用

間口、高さともに1間分の大きさです
写真はその一部になります

表面は5ミリほどの黒檀を貼り付けたもので、本体は一部欅に杉で出来た箪笥です
流通は今と比較になりませんし、近畿地方ではあまりいい木が当時なかったのでしょう
この時代の箪笥は、松や杉が良く使われています

都が京都にあった時代、つまり平安京から江戸の前までは
都や寺社仏閣の造営で近畿地方の山に木はあまりなかったといわれています
良材はほとんどこのような建築物に使用され、民芸家具と呼ばれる箪笥に
欅がふんだんに使われているのは、どちらかと言うと中部地方や東北地方の箪笥ですね

今回の家具も、見えるところは高級材の黒檀を使っています
さらに、扉の部分の鏡板は黒檀の一枚板です
見える部分はこのように、独特の木目の黒檀ですが
引き出しや本体の見えない部分は針葉樹の松
なんです

古い家具の修理 面材は高級材の黒檀

家具修理 3

引き取ってみて、改めてよーく見てみると結構釘うちされた箪笥でした

古い家具の修理 高級材の黒檀を使用しています

面材の留(とめ)の部分や鏡板は接合部分が離れ、そして割れ
多くの細かい傷と日焼けの跡、そして汚れがありました

古い家具を大切に使っていらっしゃるので、作るボクら家具職人としてもあり難いことですが
一番つらいのが、
釘打ちされた部分ですね・・・・・・

寺社建築にも和釘と呼ばれる釘が使われています
いわゆる鍛冶屋さんがトンカチで叩いて作られた釘で
今市販されている釘のように丸くて滑らかでなく、四角く凹凸がある釘です
職人が何本も口に含んで、釘を打っては口から出して・・・
時には、早く打てるかどうか、職人同士で競っていたようです


口にいれなくても・・・
って思いますが、口に含むことで鉄の釘が唾液に包まれ
打ち込んでしまうと、経年変化で釘が錆びていき、木材とがっちり結合します
そのような理由から、口に含んで釘を打っていたそうです

口を釘の保管場所としながらも、鉄の変化を計算した非常に合理的で
結果のあるやり方
でした

ただ・・・
直すとなると、釘類の錆びは非常に厄介で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あと・・・・金具の痛みも結構ありなかなか手ごわい箪笥の修理です

古い家具の修理 

じっくり時間をかけて・・・
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tomyakur

Author:tomyakur
日本人の器用さと繊細さに美を感じ
日本人でよかったと思う
そんな日本人の誇りを胸に
CABINETMAKER bondを立ち上げ
京都市で活動中

家具作りを通して地球について
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